3月18日に、欧州統計局から発表された2011年1月の貿易統計によれば、ユーロ圏（EA17）の貿易は、輸出が1,245億ユーロ、輸入が1,394 億ユーロで、148億ユーロの赤字となった。輸出入額は、前年同月に比べ、それぞれ+27%、+29%と大幅に拡大した。また、前月と比べても、輸出入額は+3.6%、+5.3%と増大した。

貿易収支の赤字幅は、前月の-5億ユーロに比べ、大幅に拡大しており、また、前年同月の-97億ユーロに比べても増大した。
なお、2011年1月からは、エストニアがユーロ圏に加わり、ユーロ圏は17か国として統計計上されている。

EU加盟国27か国については、2011年1月の輸出は、1,087億ユーロ、輸入は1,385億ユーロで、前年同月比で、いずれも+33%の伸びとなった。また、前月に比べても、輸出入額は、それぞれ+6.4%、+4.8%の増加となった。その結果、1月の貿易収支は、前年1月の-227億ユーロに比べ、-298億ユーロに拡大した。また、2010年12月の-109億ユーロに比べ、大幅な悪化となっている。