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2010年11月のユーロ圏(EA16)の対外貿易収支は、4億ユーロの入超 (2011/01/17)

2011年01月17日更新

EU/貿易統計

2011年1月14日に欧州統計局から発表された2010年11月の月間貿易統計によると、ユーロ圏(EA16)の11月の貿易収支は4億ユーロの赤字で、前月の47億ユーロの黒字から一転して赤字となった。前年11月も、31億ユーロの黒字を計上している。2010年11月の輸出額、輸入額は、前月比でそれぞれ0.2%増、4.4%増となった。

EU加盟の27カ国については、11月の貿易収支は147億ユーロの赤字で、前月の79億ユーロから大幅に拡大した。前月に比べ、輸出額は0.3%増加したのに対して、輸入額は6.1%の増加となった。

2010年1月~10月のEU27カ国の主要貿易パートナーとの貿易を見ると、前年同期に比べ、いずれの国、地域との貿易も増えているが、輸出については、特にブラジル(+50%)、中国(+38%)、トルコ(+37%)が大幅に増加し、輸入については、ロシア(+36%)、中国(+31%)、インド(+30%)の増加が顕著であった。

貿易収支で、黒字が特に大幅に拡大した国は、米国(+606億ユーロ)、スイス(+161億ユーロ)、トルコ(+150億ユーロ)で、赤字の拡大が顕著だった国は、中国(-1,393億ユーロ)、ロシア(-565億ユーロ)、ノルウェー(-296億ユーロ)であった。日本については、-175億ユーロの赤字となったが、その赤字幅はほぼ前年同期並みである。

EU加盟国で黒字の大きかった加盟国は、ドイツ(1,276億ユーロ)、アイルランド(362億ユーロ)、オランダ(340億ユーロ)、ベルギー(158 億ユーロ)の順で、一方赤字の大きかった国は、英国(-947億ユーロ)、フランス(-503億ユーロ)、スペイン(-426億ユーロ)、イタリア(-212億ユーロ)、ギリシャ(-193億ユーロ)、ポルトガル(-164億ユーロ)、ポーランド(-100億ユーロ)となっている。

1.ユーロ圏16カ国(EA16)
(単位:10億ユーロ)
  2009.11 2010.11 2009.10 2010.10 2009.1~11 2010.1~11
輸出 113.3 140.9
(24%)
115.4 139.6
(21%)
1,167.3 1,401.1
(20%)
輸入 110.2 141.3
(28%)
110.6 134.9
( 22%)
1,148.5 1,399.0
(22%)
バランス 3.1 -0.4 4.8 4.7 18.7 2.1
2.EU加盟国27カ国
(単位:10億ユーロ)
  2009.11 2010.11 2009.10 2010.10 2009.1~11 2010.1~11
輸出 97.5 123.2
( 26%)
98.0 121.3
(24%)
997.9 1,226.5
(23%)
輸入 104.9 137.8
(31%)
104.4 129.2
(24%)
1,097.9 1,358.6
(24%)
バランス -7.3 -14.7 -6.4 -7.9 -100.0 -132.1

表1、表2の( )内の%は、対前年同月比又は対前年同期比を示す。

ユーロ圏16カ国:ベルギー、ドイツ、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、イタリア、キプロス、ルクセンブルグ、マルタ、オランド、オーストリア、ポルトガル、スロベニア、フィンランド、スロバキア

(出典: 2011年1月14日の欧州委員会統計局のプレスリリースより )