2011年3月2日に韓国知識経済省から発表された2011年2月の貿易統計によると、輸出は石油製品や自動車用部品の大幅な輸出増を反映して、389.6億ドルとなり、前年同月比で17.9%の増加となった。主要輸出品目の多くは、二ケタ台の伸びとなり、また、主要輸出国（地域）についても、ラ米とオセアニアを除き、大幅に増えた。中国向けの繊維製品、自動車用部品、石油製品は、それぞれ34.5%、24.3%、19.3%の増加となり、また、 日本向けの石油製品は107.2%増、米国及び欧州向けの船舶は、それぞれ110.6%、435.3%増となった。

一方、輸入についても前年1月より16.3%増え、361.1億ドルとなった。特に、石炭及び原油の輸入は、それぞれ63.3%増、34.1%増と大幅に伸びた。

その結果、2月の貿易収支は、前年同月（29億ドル）より僅かに減少し、28.5億ドルとなったが、知識経済省は、2月は休暇が多かったこと、また期間が短いこと等を減少の理由にあげている。